「家事ラク動線・推しのこ」〜社長・藤井の推しアイテム〜
幹工務店のスタッフのイチオシの間取りや素材、インテリア用品などを幅広くご紹介するコーナー。
今回は、社長の藤井の「推し」をご紹介します。
目次
私が「家事ラク動線」を推す理由
私がお客様に間取りプランをご提案する際、特に注意しているのは、家事を効率的にこなせる動線、つまり「家事ラク動線」を確保することです。実は、私は家庭で料理を作ることもあるし、意外と家事をする方なので、お客様の家づくりの際には、実際の動きを考えながら、家事動線をいかに短くし、いかに効率的に家事ができるかを意識しながらプランをご提案しています。
しかも、最近は、共働き世帯が年々増加しています。内閣府の調査によると、2001年から2021年の間で共働き世帯は約1.5倍に増え、夫婦のいる世帯全体の約7割に達しています。つまり、家事と子育てをご夫婦で分担しながら、慌ただしい毎日を送られているご家庭がほとんどなのです。そのため、家事に追われる毎日を少しでも楽にしたいという想いを多くの方々が抱えているのではないでしょうか。
家事の負担を軽減するには、住まいの動線を工夫することが大切です。そのため、家づくりの際には、お客様から普段のライフパターンをしっかりとヒアリングし、できるだけ家事がスムーズにできる動線をご提案しています。
家事ラク動線を取り入れることで、家事の効率がアップし、時間と手間を大幅に削減できます。
家事動線を短縮するポイント
家事ラク動線を実現するには、家事動線を短縮するのが一番の方策です。そのためには、次のポイントに留意して間取りを検討しましょう。
キッチンと食事スペースの距離を縮める
料理した食事をすぐに食卓に運べるよう、キッチンと食事スペースは隣接させましょう。
最近はペニンシュラキッチンや、アイランドキッチンにダイニングテーブルを並べて配置するプランが増えています。キッチンとテーブルの距離が近ければ近いほど、料理の配膳や食後の片付けがスムーズに行えます。
洗濯家事のスペースを1か所にまとめる
洗面所とファミリークローク、ランドリーを玄関の近くに配置して1か所にまとめ、帰宅後すぐに手洗いや着替えをして、洗濯物をランドリーにさっと運べるようにすると、衣類も散らからず、洗濯の家事も効率がアップします。実際にお客様と間取りを検討する際も、住まいの北側に水回りを一直線にまとめて配置し、キッチンと隣接させるケースが多いです。
ランドリースペースに隣接してサンルームを設ける
サンルームをランドリースペースに隣接して設けるのもおすすめです。
ランドリーの隣にサンルームがあれば、洗濯物を外に干す動線が短くなります。また、サンルームは室内空間なので、天候に左右されずに洗濯物を干すことができ、雨の日でも洗濯がはかどります。日光もたっぷり採りこめるので、洗濯物の乾燥時間も短縮できます。洗濯物を取り込む際も、室内に直接運べるので便利です。
それ以外にも、サンルームで観葉植物を育てるスペースや、セカンドリビングとして使うこともでき、多目的に活躍しますよ。
収納スペースを分散させる
使用頻度の高いアイテムを使う場所の近くに収納することで、無駄な移動を減らせます。キッチン用品はキッチンに、洗面用具は洗面所にと、収納場所を分散させて、「使う場所」に「しまう場所」を設けましょう。
家電の配置を工夫する
掃除機やアイロンなど、使用頻度の高い家電は、使いやすい場所に配置します。コード類はまとめて収納し、取り出しやすくすることで、家事の時間を短縮できます。
まとめ
家づくりの際には、デザインや性能も大切ですが、家事がしやすく、暮らしやすい間取りを考えることもとても大切です。
ちょっとした間取りの工夫が、家事の負担を大きく軽減し、日々の暮らしに潤いを与えてくれます。
皆さんも、家事ラク動線で毎日の暮らしをもっと楽しいものにしてみませんか。
私たちが皆さんのお話を伺いながら、最適なプランをご提案しますので、どうぞお気軽にご相談ください。