平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
2024年も師走を迎え、今年も多くの皆様に支えられ
充実した一年を過ごすことができましたことを、心より感謝申し上げます。
今年を振り返りますと、元日に能登半島を被害7の地震が襲い、多くの方々が被災されました。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈りするとともに、
この災害によって住宅の耐震性能の重要性を痛感いたしました。
また、8月には地震から「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、
巨大地震への備えが急務となっています。
これらの出来事は、お客様の命と財産を守る家づくりを手がける私たちにとって、
責任の重大さを再認識させるものでした。
さらに、今年は台風7号、10号による被害と、記録的な猛暑にも見舞われました。
これらの自然災害や気候変動は、住まいの在り方を根本から見直すことになりました。
耐震性能はもちろんのこと、耐風性能や断熱性能など、総合的な住宅の強靭性が求められています。
当社では、これらの社会的要請に応え、
技術力の向上と品質管理の強化に全力で取り組んでまいりました。
当社が提供する規格型住宅「BRANCH BO X(ブランチボックス)」についても、
高気密・高断熱・高耐震の基本性能を備えている点が、お客様に高く評価されています。
このような中、8月には規格型住宅「BRANCH BOX(ブランチボックス)」の
モデルハウスをオープンいたしました。
このモデルハウスでは、宿泊体験をしながら、
実際の生活空間としての快適性や機能性を体感していただけます。
省エネ性能と快適性を兼ね備え、ご家族4人が暮らしやすい等身大の間取りが好評で、
宿泊体験に参加される方もおかげさまで徐々に増えつつあります。
さらに、「くふうイエタテ」の主催で11月23日・24日に開催された
「家づくり応援フェア」に参加した際には、
多くの住宅会社のブースがひしめく状況にありながら、
予想を上回る数のお客様にお立ち寄りいただき、お話をする機会に恵まれました。
また、11月30日・12月1日に開催した平屋の見学会では、
数多くのお客様にご来場いただき、
ライフスタイルの変化に応じた住まいづくりへの関心の高さを強く感じました。
また、社屋の建て替えに着手したのも、当社にとっては今年の大きな出来事の一つでした。
新社屋は、来年4月に完成する予定です。
社屋内には、お客様と落ち着いてゆっくりお話し合いができる
快適な商談スペースもご用意しています。
もちろん、様々な素材や事例画像などを実際にご覧いただける機能も充実させ、
お客様の理想の住まいづくりをより具体的にご提案できる環境を整えてまいりますので
どうぞご期待ください。
住宅業界においては、建築資材の高騰や大工職人の人手不足など、
依然として厳しい状況が続いています。
そのような時だからこそ、知恵と工夫を重ねながら、
高品質な住宅を適正な価格でご提供できるよう努めていく所存です。
また、2030年に向けたZEH(ゼロエネルギーハウス)基準への対応など、
環境に配慮した住まいづくりにも積極的に向き合い、
これからの時代に求められる住まいの在り方を常に考えながら、
技術革新にも柔軟に対応してまいります。
今年も一年間、皆様には大変お世話になり、重ねて御礼申し上げます。
来年も社員一同、お客様の夢の実現に向けて精進してまいりますので、
変わらぬご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げします。
どうぞ皆様、良い年をお迎えくださいませ。
令和5年12月
株式会社幹工務店 代表取締役 藤井 武俊