Warning: Undefined array key "HTTPS" in /home/miki1972/miki1972.jp/public_html/wp-config.php on line 72
サッシの種類と選び方〜上手にサッシを選んで、オシャレで快適な暮らしを叶えよう!〜 | 静岡県浜松市のデザイン注文住宅なら幹工務店
0%
2022.08.05

サッシの種類と選び方〜上手にサッシを選んで、オシャレで快適な暮らしを叶えよう!〜

猛暑が続き、エアコンが大活躍の毎日ですが、感染症対策のためにはこまめに窓を開けて換気を行うことも必要です。2002年7月以降に建てられた住宅には、24時間換気システムの設置が建築基準法で定められているので、スイッチを常時オンの状態にしていれば自然と換気がなされるのですが、定期的な窓開け換気も組み合わせるとさらに効果的です。

窓にはほとんどの場合サッシが取り付けられますが、サッシには実に色々な種類があり、取り付ける場所や目的によって選ぶことができます。

しかし、「種類」と一口に言っても、窓枠の種類やガラスの種類、スタイルの種類と様々にあります。そこで今回は、お部屋のデザインにも大きく関係する窓のスタイルにフォーカスし、種類や選び方についてご説明します

~サッシの種類と選び方~

目次

■開閉スタイルで分類したサッシの種類

まず、サッシには開閉の仕方の違いによって次のように分けられます。

横引き窓(引き違い・片引き・引き分け)
まず、一般的によく使われるのが、横に引いて開閉する「横引き窓」です。厳密にいうと、横引き窓にも色々種類があり、①左右どちらからも開けられる「引き違い窓」、中心から左右に開けられる「引き分け窓」、そして一方だけしか開かない「片引き窓」があります。なかでも最もポピュラーなのは、「引き違い」。サイズも種類が豊富なので、配置する場所に合わせて選べます。掃き出し窓のほか、片引き窓とフィックス窓を組み合わせたタイプなども最近は人気です。
●上げ下げ窓
2枚の窓を上下にスライドさせて開閉する窓のことを「上げ下げ窓」と言います。上げ下げ窓には、上下2枚とも動くタイプと、どちらか片方だけが動くタイプがあり、2枚とも動くタイプは上下からの通風が可能です。開閉が壁の厚みの中だけで収まるので、場所を取らないメリットがあります
●滑り出し窓
ドアのように窓枠の前後、左右に開く窓のことを「滑り出し窓」といいます。滑り出し窓には、「横滑り出し窓」と「縦滑り出し窓」があります。
縦滑り窓
縦滑り出し窓は、縦方向を軸に、ドアのように外に開くタイプの窓です。壁に沿って吹く風を室内に取り込みやすい(ウィンドウキャッチ)というメリットがあり、通風を目的に設ける場合に適しています。また、引き違い窓と比べると省スペースで、開口部をコンパクトにできるので、大きな窓をつけられない場合に役立ちます。人が通り抜けできないので、防犯面でも有効です。ただし、雨の日は風といっしょに雨が吹き込みやすいので注意しましょう。また、網戸を付ける場合には、開け閉めする際にいちいち網戸を開けないといけないのがちょっと面倒です。
●横滑り窓
横方向を軸に外側に開くのが「横滑り出し窓」で、開けたときにガラス部分がひさしのような形になります。雨が吹き込まず通風を確保することができます。窓を開けると、普通は外から室内が見えてしまうことになりますが、横すべり窓の場合は開く角度を調節することで、人の視線を遮ることができ、防犯的にも役立ちます。ただし、上部の横軸だけで窓の重さを支えるので、大きなサイズは不可能です。
●ルーバー窓
水平に重なった細長いガラス板を、ハンドルやチェーン操作、電動で開閉する窓のことを「ルーバー窓」といいます。洗面室やキッチン、納戸など、通風や換気が必要な場所に多く用いられます。また、角度が調整できるので、窓から内側を隠すことができ、一部のガラスが破損しても交換が容易で、修理も安くできることなどがメリットです。ただし、気密性や断熱性、防犯性は低く、構造が複雑なのでコストが高いことがデメリットです。
全開口型(フルオープン)の窓
開口部をフルオープンにできる窓のことです。折れ戸タイプや引き込みタイプ、片引きタイプなどがあります。リビングとデッキの一体感を強調したい時や、庭での暮らしをいっそう身近に楽しみたい時にはおすすめです。

当社でも採用した例が数多くあります。YouTubeで施工事例をご覧ください。

フィックス(はめ殺し)窓
開閉できない窓のことで、「はめ殺し窓」とも呼ばれ、採光が主な目的として用いられます。丸型や正方形、細長いスリット状のタイプ形などさまざまな形があり、小型のフィックス窓を並べて、外観やインテリアデザインに生かす場合もあります。

<取り付ける場所や取り付け方法による種類>

●トップライト(天窓)
トップライトとは、「天窓」や「ルーフ窓」ともいわれ、屋根に取り付けられた窓のことを示します。同じ大きさの窓と比べて3倍の採光が得られるため、建物が密集し、日当たりを確保しづらい立地の場合にはよく用いられます。トップライトは、フィックス型と開閉型の2種類があり、開閉式には手動タイプと電動タイプがあります。雨や熱をセンサーで感じ取り、自動開閉するタイプもあります。
ハイサイドライト
ハイサイドライトとは、「高窓」ともいわれ、採光を目的に、目の高さより高い位置、壁の天井近くに設けます。
地窓
床面に接した位置に設けた窓のことを「地窓」といいます。和室などによく用いられ、床面から淡く柔らかな光を取り入れることができます。
連窓
同じ窓を複数並べて設置したものを連窓といいます。外観のデザインと絡めて用いる場合が多いです。
●ピクチャーウィンドウ
外の美しい風景を窓枠で囲い、額絵のように室内に活かすために設けた窓のことです。ピクチャーウィンドウにはフィックス窓が用いられます。
シャッター付・雨戸付サッシ
サッシにシャッターや雨戸を組み合わせると、防犯性を高め、雨や風から住まいを守ることができます。ルーバータイプの雨戸やシャッターもあるので、夏の夜にエアコンをかけるのが苦手な方は、安全性を保ちながら通風が可能です。シャッターや雨戸は上げ下げに割と力がいるので、リモコンなどで操作できる電動タイプがおすすすめです。

このように、サッシには実にさまざまな種類がありますが、窓を設ける目的や、外観デザインとの関連性、必要な機能性などを考慮して選ぶことが大切です。幹工務店では、住まいのプランニングを進めながら、各空間に最適なサッシのご提案をしています。暮らしとデザインに合ったサッシを選んで、いっそう素敵な住まいを叶えましょう。

また、当社のホームページの施工事例にも様々な表情のサッシが使われていますので、是非ご覧ください!

https://www.miki1972.jp/gallery/

文:広報担当・インテリアコーディネーター 山下 奈津美